⑧いよいよ投資分析!まずはキャッシュフローツリーから!

いよいよ投資分析を勉強していきたいと思います。

最初に、投資分析をする上で重要な

キャッシュフローツリーについてご紹介いたします。

今回は、区分ワンルームの場合のキャッシュフローツリーを

見ていきます。


このキャッシュフローツリーに数字を当てはめて、

その結果を元に投資分析を行っていきます。

まずは、キャッシュフローツリーの見方です。

総潜在収入(GPI=グロスポテンシャルインカム)

は、空室を考えない満室だった場合の年間の収入です。

空室率は、東京の一等地だと3%程度、

東京23区で5%程度、横浜で5~7%程度。

地域によって空室率は変わってきます。

一般の不動産会社では、

この空室率を計算に入れていない

業者が多いと思います。

滞納額は、賃料の滞納ですね。

通常は滞納がない前提の為、

滞納が無ければ特にいれなくても大丈夫です。

実効総収入(EGI=エフェクテッドグロスインカム)は、

GPI-空室率-滞納額となり、

実際の収入=物件の本来の収入の最大値です。

運営費(OPEX=オペレーションエクスペンシブ)は、

管理費、修繕積立費、固都税、現状回復費用、募集費等

運営に掛かる費用です。

ネット収入(NOI=ネットオペレーションインカム)は、

EGI-運営費となり、ネット収入=手残りキャッシュフローです。

これは物件の本当に稼ぐ力になりますので、

重要な数字のひとつです。

ローン返済額(ADS=アニュアルデッドサービス)は、

銀行のローン返済額です。

税引き前キャッシュフロー

(BTCF=ビフォアタックスキャッシュフロー)は、

NOI-ADSとなり、税引き前の実質の収入となります。

実際は、ここから税金を引かれて最終の手残りとなります。

以上の数字を正確に埋めて、

投資分析に向けての準備完了となります。

次回は実際の数字を使って、FCR、CCRなどの

実際の投資分析の指標をご紹介していきます。

不動産投資、始める前に身につけたい話 cfnets北村

はじめに。 当ブログをご覧いただき誠に有り難うございます。 ㈱シーエフネッツ大阪支社 北村と申します。 会社用のサイトでは日々の業務を中心に記載していますが このサイトでは不動産投資の基礎知識を伝えたいと思います。 どうぞ、宜しくお願い致します。

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