⑩レバレッジ判定とK%

それでは、不動産投資の醍醐味ともいえる

レバレッジ判定について今回はお話ししたいと思います。

前回にも登場したキャッシュフローツリーと

設定条件の確認から始めましょう。

物件価格1200万・家賃10万円・表面利回り10%の物件

空室損 5% 運営費 25% 

購入諸経費100万(登記費用、不動産取得税、銀行手数料、火災保険など)

ローン借り入れ1080万 期間25年 金利3%

自己資金220万

条件が確認できましたら、レバレッジ判定に必要な指標について

お話ししていきます。

前回も出てきましたが、

効率性を見る指標FCR(総収益率)、CCR(自己資金利回り)

は引き続き使用いたします。

今回登場するのは、K%(ローンコンスタント)です。

これは、K%=年間返済額(ADS)÷ローン残高

で求められますが、いわゆる銀行がこの不動産投資へ

投資した際の利回りとなります。

以前にもお話ししましたが、不動産投資は、銀行との

共同事業的な性質があり、銀行の儲けを表す指標が

K%となります。

レバレッジ判定は、

FCR>K%かつCCR>K%の場合 

+(プラス)判定 レバレッジが効いている 

FCR<K%かつCCR<K%の場合

-(マイナス)判定 レバレッジが効いていない

という判断になります。

上記のキャッシュフローツリーで当てはめてみると

K%=5.69% FCR=6.46% CCR=10.25%となり、

レバレッジ判定 + 

となります。

レバレッジが+であれが、

融資を受けて不動産投資をすると

投資効率は良いということになりますが、

レバレッジを効かせすぎるとリスクがアップします。

又、全体のポートフォリオからレバレッジ判定 - でも

投資価値のある物件なら投資を進める場合もあります。

レバレッジについては、あくまで投資効率を見るための

指標であるということを理解する必要がありますが、

せっかく投資するなら投資効率が良い方が良いですよね。

不動産投資、始める前に身につけたい話 cfnets北村

はじめに。 当ブログをご覧いただき誠に有り難うございます。 ㈱シーエフネッツ大阪支社 北村と申します。 会社用のサイトでは日々の業務を中心に記載していますが このサイトでは不動産投資の基礎知識を伝えたいと思います。 どうぞ、宜しくお願い致します。

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